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ヒルガオ科覚書

ヒルガオ科覚書」


ブログですら書くほどのこともないと思ってたけれど、アサガオを育てて、ヒルガオを駆除する戦いが続いているという話をすると、ほぼ確実に「その2つってどう違うの?」と聞かれるので、ここにも書き綴っておこうと思う。

※注意
アサガオは、長らく日本人に愛され、その品種改良は江戸時代にまで遡るため、細かい種類は無数に存在する。
ここでは、街路樹や道路脇の植え込み等に繁茂する所謂ヒルガオ(ピンク:白い筋が5本放射状に入るもの)と、アサガオの中でも典型的な種(垣根アサガオ(日本アサガオ):白い筋が5本放射状に入るもの)とを比較する


(1)外見上の相違点

1,発芽時期の違い
ヒルガオは、4月頃から早々に発芽するが、双葉はつけない
種子からの発芽でないため、子葉がないからである)
アサガオは、4~7月くらいまで種まきの時期で、6~7月くらいになって発芽し、本葉と形状の異なる双葉をつける
※参考画像はこちらあさがお 双葉
※画像拝借元はこちら


2,開花時期の違い
ヒルガオは、4月中旬から既に開花する
アサガオは、6月後半から9月後半にかけて開花する

3,開花時間帯の違い
ヒルガオは、早朝5~6時くらいから、夜20時くらいでも開花してる
アサガオは、朝6~7時くらいから、午後15~16時くらいまで開花してる

4、開花回数の違い
ヒルガオは、同じつぼみが朝になるとまたピンと開く
(繰り返しというより、1日以上咲き通す感じ)
アサガオは、一度きりで、咲き終わると先端から内側に巻き込むようにしぼむ
※参考画像はこちらアサガオしぼむ
※画像拝借元はこちら

5,がく(っぽいもの)の違い
ヒルガオは、2枚の三角形のがく様のもの(正確には苞というもの)
※参考画像はこちらヒルガオがく
※画像拝借元はこちら
アサガオは、種になるときまで残っている5本の棘様のがく
※参考画像はこちらあさがお がく

6,ツルの違い
ヒルガオは、無毛で、先端での直径は0.2~0.4mm程度
(このため、原則として自重を支えられず、忠実に支え棒に絡みつく)
アサガオは、無数の産毛でモフモフしており、先端での直径は1.0~1.5mm程度
(このため、けっこう自重を支えることができ、40cmほど支え棒なしでも水平方向に伸びられる)
※参考画像はこちらあさがお 産毛
※画像拝借元はこちら

7,葉の違い
ヒルガオは、耳1対に真ん中の葉が尖って長い(やじり型と呼ばれる)
※参考画像はこちらヒルガオ 葉
※画像拝借元はこちら
アサガオは、同じく耳1対または2対あるが、真ん中の葉が比較的丸みを帯びる
※参考画像はこちらこちらあさがお 葉っぱ1あさがお 葉っぱ2


8,おしべの違い
ヒルガオは、開花後もおしべがめしべより短い(めしべに接触せず)
(このため、原則として自家受粉せず)
※参考画像はこちらヒルガオ おしべ
※画像拝借元はこちら
アサガオは、開花前にめしべより短いおしべが伸びて接触し、開花時には既に受粉している
(このため、自家受粉する)
※参考画像はこちらあさがお おしべ

※参考動画はこちら(←非常にわかりやすい)

9,種子の違い
ヒルガオは、原則として種子をつけない(8、(2)へ)
アサガオは、9~10月後半にかけて4~6個ほど2個ずつの部屋に分かれた種子を結実する
※参考画像はこちらあさがお 実
※画像拝借元はこちら



(2)生物分類学上の相違点

ヒルガオもアサガオも、同じヒルガオ科に属する点は共通するが、
ヒルガオは、多年草であり、原則として種ではなく地下茎で増殖する
アサガオは、一年草であり、秋には全部枯れて、翌年再び種から成長する
※尚、ヨルガオも同じくヒルガオ科だが、ユウガオは、ウリ科で全く系統が異なる



以上、相違点10点である

つまり、ヒルガオ駆除の戦いが続くのは、一度根を張ったヒルガオは抜いても抜いても地下茎が残る限り、何度でも再生するためであることがおわかりいただけるだろう。

逆にこれを良く言えば、地下茎が結び付き合うため、ヒルガオの花言葉は「」とされるのである
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