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風見鶏の寝言037

バスvs路面電車」 ver.1.1(追記1)


バスほど時刻表が信用ならない交通機関はない。という話はよく聞くし、私も同意する。

停留場に時間通りにつくと遅れて来て、やや遅れて行ったときに限って時刻通りに発車済み。

たまたまバスを使おうかと思えば、信号待ちしている歩道の向かい側で停留場から発車し、通りに出たところの停留場を使おうと細い道を大通りに向かう最中に通りをバスが通ったのが見える。

バス利用者ならよくあることである。



ところで、日本も大正期頃は多くの路面電車が走っていた。

それが、日本では現在までにほとんどが廃線となり、現存する「都電」は都電荒川線のみである。

しかし、路面電車は社会の発展と共に必ずしも不要・不便なものとなるわけではない

諸外国を見れば、ギリシャ・スペインのみならず、EUの優等生と称されるドイツ、新大陸アメリカでも路面電車が今尚走っており、街の1つのシンボル的存在となっている

※ギリシャ(アテネ)の参考画像はこちらgreece1こちらgreece2
※2枚目の拝借元はこちら

※スペイン(バルセロナ)の参考画像はこちらspain
※画像の拝借元はこちら

※ドイツ(ベルリン)の参考画像はこちらgermany
※画像の拝借元はこちら

※アメリカ(サンフランシスコ)の参考画像はこちらamerica
※画像拝借元はこちら

日本では、オリンピック開催と重なる1960年代、渋滞解消を目的として、バスに代替していく流れで、ほぼ全ての都電は廃止されたが、その頃も渋滞が酷いならばバスでは都電の代替機関としては不十分との意見は指摘されていた。

そして、現在、首都高でも18~21時くらいの「魔の時間」と呼ばれる時間帯以外は大して混まなくなり、幹線道路も車が立ち往生するような渋滞は見かけなくなったが、渋滞の方は事実上解消したにもかかわらず、バスの遅延・不便さは変わっていない。


果たして「都電は本当に渋滞の原因だったのか?」「バスは代替機関として優れているのか?」

いくつかバスと都電のスペックを比較してみるとどうなるか。

1、運行速度
バスは、幹線道路の制限速度によるが、実際上は制限速度上限まではあまり出さず、40~45km/hくらいである
しかし、渋滞の影響をもろに受けるため、例えば平成23年の平均速度を見ると、わずか11km/hしか出ていない
(※ソースはこちら
都電は、軌道法により速度は大臣の認可を受けて決まるが、例えば荒川線は40km/hである

2、本数
これは、いずれも最短6~7分間隔である(例:荒川線

3、運賃
バスは、都バスならば一律200円(子供100円)である
都電は、荒川線ならば一律160円(子供80円)である

4、駅間距離
バスは、都バスならば、短いと150mくらいから、長いと300mくらいまでである
都電は、荒川線ならば、短いと180mくらいから、長いと500mくらいである(平均406m)

5、乗車限界人数
バスは、都バスならば、平均70人である
都電は、荒川線ならば、64人(座席22)である
(ただし、隣接バス(2台が蛇腹様のもので連結されているバス)よりも、車両を連結しやすいため、増設は容易である)

6、渋滞への対処
バスは、朝時間帯の都バス専用レーンが設置されていない限り、渋滞の影響が顕著に生じる
(大幅に遅れると後ろの後続バスと連なって来ることもしばしば)
都電は、かつてから車に優先すると法律上定められているため、5分以上の遅れが生じることはほとんどない

7、新設費用
バスは、最終手段としては道路の舗装がなされておらずとも、車両さえあれば運行可能
都電は、車両の他に、軌道を敷設が必要不可欠であり、路面の維持費がかかる

8、事故危険度
これは、バスでも都電でも、道路上に軌道が併設されている箇所では大して変わらないが、軌道がある分どう動くかは予測しやすく、内輪差の読み違いによるによる事故は都電の方が起こりにくいとも言えるかもしれない
(いずれも速度は変わらず緊急停止時の制動距離や死角の範囲もあまり変わらないだろう)

9、動力源
バスは、原則としてガソリンだが、近時はハイブリットバスが登場している
都電は、原則電気である
(環境破壊の観点からいえば、どちらも発電のために資源消費するのはさして変わらない)


大雑把にここまで見ると、大きな差異は、時刻が守れないバスと、軌道敷設費用がかかる都電という点の2点だけではなかろうか?

上述の外国諸国の例でも、路面電車は景観破壊の原因とは捉えられていないようである



すると、結局は、よくある対立軸、「利用者の利便を優先するか、交通局の財政を優先するか」に帰着する

そうならば、現状少なくとも東京都交通局は、利便より財政優先だという結論になる

これらを色々考え合わせたとき、結果的に、現代の若者は、先の疑問「都電は本当に渋滞の原因だったのか?」「バスは代替機関として優れているのか?」に対して、どんな答えを出すだろうか。

個人的には、メトロやJRよりも、駅間距離の短い細かな交通機関としての位置づけに当たるものを何かしら提供し続けるのであれば、利便優先の観点に立つ者からすれば、特にバスの遅れが著しい幹線道路においては、路面電車の復活も有り得る選択肢たり得るのではないかと思われる。

************************
2014年7月14日追記:

その他路面電車の参考画像はこちら
http://repsoku.net/articles/47327.html
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