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風見鶏の寝言066

「決断力の前提」





まさに徒然なるままに、ひぐらし机に向かいて、心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつけたる内容である。

一般に選択肢の多さは自由度と相関があると言われる。

だが、自由度は、即ち選択を迫るものであるとも言える。

優柔不断は自由度がなければ生じない。

自由と決断力は市場競争の場では相互に他方を求める関係にあるようである。



今の時期(冬)といえば、旅行に行く先はスキーという場合が多かろう。

例えばスキーに行く場合、移動手段の選択肢はバス・車・新幹線と3つもある。

どれが一番いいのだろうか?団体旅行の幹事等なら尚更悩むだろう。

新幹線の長所は豊富だ
○乗車時間が短いこと
○時間が遅れないこと
○行きの乗車駅や帰りの降車駅を個々に変えられること
○振動が小さく、寝やすいこと
○車内を割と自由に動き回れること
○椅子が回転し、団体だと一緒に食事したり遊べたりすること
○乗車時刻に誤って遅れても、次の列車に乗れる場合があること
○景色が割と良いこと

短所もある
雪で線路が埋まると回避が難しいこと
○駅まで、駅からの荷物の運搬か、事前に郵送する手間がかかること
○駅から遠いと、下車後の移動に時間が嵩み、駅が近いスキー場に限られがちなこと


バス・車の長所も負けてない
○ホテル直近まで行けるため、スキー場の駅からの距離を気にしなくて済むこと
○雪で道路が埋まっても、高速ルートを変更すれば取り止めを回避できること
○夜行バスなら朝から滑り出せること
○車なら高速の往復代は、新幹線の往復代より大抵安く済むこと
○車なら出発時刻は自由なこと
○車ならトイレ休憩は適宜好きなサービスエリアを選べること

ただ短所も負けてない
○乗車時間が長いこと
○各種規制・工事・事故等により到着時刻が渋滞に大きく左右されること
○トイレがサービスエリアに限られること
○バスは狭く時間の潰し方が限られること
○車は疲れた状態では危険なため十分な休息時間を要すること
○車はチェーンや冬タイヤの用意と着脱の手間がかかること
○景色はあまりよくないこと


これだけの一長一短な考慮事情を難なく整理し選べるならば、それは1つの才能であろう。

だが、上のように自由と決断力が相互に求め合う存在ならば、自由の中では、仮にそのような才能がない者であっても努力して決断力を身につけることが冷酷にも求められていることになる

この決断力を身につけることに苦労し、または、失敗した者を、今の社会は呼ぶ。

情弱」と。

すると、情弱と呼ぶためには、前提があるようである

つまり、

1,努力すれば決断力を身につけられること、
2,そして決断力があれば適切な選択ができること、


という2点が妥当する市場であることである。

1は即ち、決断力の欠如について本人の怠惰を示唆している。
2は即ち、選択に必要な情報のオープン性を要する。

まず、独占市場で言いなりになっている消費者は情弱ではない。
そもそも自由も選択肢もないのだから。

次に、所謂「社会勉強」だねといわれるような失敗は、決断力を身につける努力中の場合が多い
ならば努力中である以上、これも情弱ではない

3つ目に、決断力の懈怠がある消費者でも、相手の説明・主張にごまかし・虚言・妄言・誇張が多く、選択が適切にできるとは言えないならば、それも情弱ではない。

ふわふわっと登場し、瞬く間に広まった言葉は意味も拡がりやすい。

情弱」という言葉が使えるか否かの選択もまた、情弱になってはならないだろう

ならば、一度意味を明らかにおく必要があるかもしれない。
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