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風見鶏の寝言073

「ちりつも」

momiji3.jpg
photo: by銀狐


家電量販店のみならず、ネット販売でも広く売り出されているストレージ関連商品について。

近時は、スマホやタブレットPCでの利用が増えたことを受けてSDカードやmicroSDカード等も商品も豊富になってきた

ところで、これらの各種ストレージの容量表記が気になったことはないだろうか?

1TBの容量を持つHDDを購入したけど、PCに接続すると容量は931GBしかないという現象である



本来、0と1の2進法からなるPC世界の容量は必然的に2の累乗の値となっていく

したがって、厳密には、1KB(キロバイト)=1024B(バイト)である(2の10乗)

ところが、一般に販売されている製品は、表記する容量を1KB=1000Bで計算している

この違いが生む企業側のメリットとしては、例えば、

1024Bの容量があって初めて、1KBの容量があると言えるところを、

1000Bあれば、もう1KBある製品と謳うことができる


という次第である



当初、KB(キロバイト)の容量だったとき、1KB=1024Bの計算時と、1KB=1000Bの計算時との誤差は、わずか24B(全体の2.34%)に過ぎなかった

その後、電子機器の発展により、家庭で使われるPC機器ですら、GB(ギガバイト)単位あるいはTB(テラバイト)単位のものが当たり前になってきた

すると、当然ながら、KBをMBに、MBをGBに、GBをTBに単位変換することで、誤差を積み重ねることになる

結果、現在の誤差は以下のようになっている。

1MB→実際の容量:976KB (誤差:4.63%

1GB→実際の容量:953MB (誤差:6.87%

1TB→実際の容量:931GB (誤差:9.05%




こうみると誤差は、割合(パーセント)表示すると、まだ1割にも満たない

しかし、市民が扱う個々のデータの大きさはストレージの容量ほど巨大化しなかった

今でも1つの文書ファイルは、よほど画像を貼付しない限り、せいぜい1~5MBくらいが多い

音楽データも、10MBを超えるものはほとんどない

写真データも、旅行先で100~200枚撮っても500MBでおさまるだろう

大きな容量といえば、動画データが、1~4GBくらいの容量を持つくらいであろう

すると、1TBと表記されたストレージが実際には930GBしか使えないとすれば、70GB分、すなわち音楽なら7000曲分、文書なら約1万5千件分が保存できる容量が「誤差」として片付けられていることになる

割合としては9%だとしても、この70GBは相当大きな誤差だと感じる人が出てくることは自然なことである

次に容量の単位がさらに一段階上がり、PT(ペタバイト)になったとき、誤差は11.1%になり、1割以上に達する

これは実際の容量差でいえば、91TB分に相当する



実際の容量との誤差が気になる人が増えるとどうなるか。

遠くない将来、膨れあがった誤差が、不当表示として法律紛争を引き起こすことになるかもしれない

それはどっちの当事者としても面倒な話である

この1KB=1000Bによる表記を続けることが本当に必要なのか、いずれ再検討することになるように思う

まさにチリも積もれば何とやらである。


P.S. トップ画像(モミジの花)
モミジを知らない人は恐らく絶無だけど、花は?というと案外知らないことがある。
しかも、存外、可愛いらしい花をつける。
よく知っている人の新たな一面を見たような新鮮さがある笑
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