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風見鶏の寝言080

BCI-350検証」



プリンタ価格競争小史~

5年ほど前l頃、各種プリンタメーカーが、利益追求の仕方を変えた。

プリンタ本体の値段による利益追求を諦め、インクの値段を上げることでインクによる利益を狙った

巷では、インク商法と呼ばれる。

それに伴い、純正インクより格安で販売する互換インクの種類が増えた。

そこで、プリンタメーカーはインクに新たなICチップを追加して、互換インクとの識別を謀った

※これである↓
06_02_01.jpg

04_02_01.jpg
画像の出典リンクはこちら

しかし、ほどなくして互換インクも同様のICチップを登載するようになった。

Canonのプリンタもこの例に漏れない。

そこで、Canonは、次に、インクカートリッジの容量縮小高額化と中身の不透明化に打って出た。

しかし、型番が変わる度にインク容量が減り、且つ、高額化が進むことにはけっこう不満があったらしい。

Canonは、2012~2013年に発売された、新型機種には前のシーズンの型番よりも、インクを増量した。

ただし、インク容量を少ないタイプ(無印)と、多いタイプ(XL)のものに分けた
BCI-350.jpg
BCI-350XL.jpg


なお、インクカートリッジは相変わらず不透明のままで中身が見えないタイプになっている

具体的には、インクの型番が、

BCI-350(無印・XL):顔料タイプ(黒)
BCI-351(無印・XL):染料タイプ(黒・マゼンダ・シアン・イエロー・グレー)

のインクである。

ところが、消費者には、1点、大きな疑問が生じた。

この無印と、XLタイプのインクは、インク内容量がどのくらい違うのか、一切表記がない

しかも、店員によっては、やや問題のある対応をする者もいる。

店員「XLタイプは、無印タイプの約2倍の容量です」

客「Canonが容量を発表したんですか?」

店員「いえ、発表されてないですね」

客「じゃ、なぜ2倍とわかるんです?分解したんですか?」

店員「……」


これが、もし単なる憶測なのであれば、あまり好ましい説明ではなかろう。

そこで、実際のところ、容量はどれだけ違うのか、検証する。




~インク容量の検証~

まず、同じ疑問を持った人は多かったようで、既にいくつか容量実験をしたことを報告しているブログも見受けられる。
※海外プリンタに関する容量をまとめたページは、こちら
※さらに徹底して、スポイトでインクを吸い取る実験方法を採るものは、こちら

先行実験に敬意を表しつつ、まだ残った疑問がある。

スポイトで吸引した量は、実際にプリンタで文字がかすれる寸前まで使った場合のインク消費量とが、本当に一致するだろうか、という点である。

そこで、解体せず、実際に使用することで容量比較をする方法も試してみることにした。

実験方法は単純である。(さし当たり、BCI-350の純正の顔料インク(黒)を使ってみた)

1、無印のインクを開封し、ラッピングや留め具を全て外して、その重量を量る(この重さをa1[g]とする)

2、無印のインクをプリンタで使用し、その色がかすれる寸前で、その重量を量る(a2[g]とする)
3、XLのインクを開封し、1と同じ操作を行い、重量を量る(b1[g]とする)
4、XLのインクで、2と同じ操作を行い、重量を量る(b2[g]とする)

すると、次のことがわかる。

無印タイプの場合の、使えるインク量は、a1-a2[g](=a3[g]とする)であり、
XLタイプの場合の、使えるインク量は、b1-b2[g](=b3[g]とする)である。

このa3とb3の値を比較すれば、容量がどのくらいなのか明らかになる




実際に測定した結果がこちらである。(全て、純正インクで測定している)

BCI-350(黒) 無印 未使用時:33g (=a1)
BCI-350(黒) 無印 使用後:19g (=a2)
使用量:14g (=a3)

BCI-350(黒)XL 未使用時:39g (=b1)
BCI-350(黒)XL 使用後:18~19g (=b2)
使用量:20~21g (=b3)

よって、XLタイプは、無印タイプの約1.5倍の容量であることがわかる。


~おまけのコスパ検証~

ついでに、コストパフォーマンスの比較をしてみた。

アマゾンで純正インクの参考価格を調べると、
BCI-350(黒)無印は、901円
BCI-350(黒)XLは、1279円
となっている
リンクは、こちらこちら

すると、
BCI-350無印は、インク1gあたり、64.4円となる。
BCI-350XLは、インク1gあたり、60.9円となる。

なるほど、XLの方が幾分か、割安な値段設定のようである

※なお、参照したリンク先では、BCI-351シアンを使った実験を行っており、当ブログでもBCI-351に関する重量比較も行っている。検証でき次第、追記に記載する予定である。(ここまでできたとき、ようやく上の疑問への答えが得られる)
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